夏バテの経験

 梅雨に入ると、湿度が高くなってきて、夏が近づいてくると、気温がだんだん高くなってくる。人によっては、体のだるさ、胸の圧迫感、微熱(37.4―37度)、眩暈、耳鳴り、食欲低下、痩せる、汗が多い、不眠などがある人も出てくるだろう。一部の女性では生理が不規則になったり、下り物が増える、腰がだるい、足がむくむなどの症状が出てくる人もいる。
 これらの症状が起きた原因は体が気候の変化についていけない生理的反応の結果だ。熱い時に汗が一杯出る、体内カリウムが減少して、体がだるくなる。その時、皮膚血管が拡張し、血液が多くなり、胃腸壁粘膜血管中の血液が少なくなると胃液、胃酸の分泌が減少し、消化不良や食欲低下につながる。植物神経機能調節が混乱すると微熱が出る。

 西洋医学ではビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどが使われることが多いが、東洋医学では正気丸、知柏地黄丸、六味地黄丸、六一散、真珠粉末、生脈飲などが使われることが多い。

 中国式の伝統的な食事療法では、肉や魚、油っぽい物を食べることは慎んで、ハトムギ、緑豆、蓮の実を煎じて飲む、みかんの皮のお茶やミネラル水を飲む、西瓜などのカリウムの多いものをよく食べる、百合と白キクラゲンのスープを飲むのが一般的だ。
 さらに、ラジオ体操、太極挙、呼吸訓練、散歩などで体を動かして、体内バランスを保つようにすることが肝要だ。